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2017 年 6 月上旬


01 (木)

%1 クラッチ

Twitter で見かけた話。

[追記あり]三十路を前にしてマニュアル(MT)スポーツカーを買って大後悔した話

めっちゃ苦労して乗れるようになりましたみたいな話。 おおまかに見て間違ったことを言っているようには見えないが、クラッチ操作にだいぶ苦労したようで、やたら難しそうに書かれている。 そんなに難しいか? 何か難しく思い込んでいるのではないか。

自分はクラッチ操作にたいして苦労しなかったのだが、最初にクラッチをつないでみた時の感覚が、これは摩擦なんだな、っていう簡単な気づきから始まったことによるものだと思っている。 自転車のブレーキだって摩擦で、滑らせるという意味では同じ。 ブレーキを走行中にいきなり全力で掛ければタイヤがロックするように、クラッチをいきなり全部離せばエンストしたり飛び出したりする。 停車中ならブレーキを全力で掛けても何も起こらないのと同じように、エンジンとトランスミッションの回転が同じくらいになっていればクラッチを離してもガクッとせずにうまくつながる。

そんなわけなので、ブレーキを普通に使えるなら、同じように考えれば良くて、ブレーキ掛ける時に遊びを飛ばして一気にある位置まで掛けて、そこで保持して、微調整をする、っていう流れと同じように、クラッチをつなぐ時には一気にある位置までつないで、そこで保持して微調整して、最後に全部つなぐ。 その位置と微調整の感覚を掴むには、アクセルを使わずクラッチだけで車を動かしてみるのがよい。 超ゆっくり動かす、それよりは速く動かす、エンスト、あたりの位置を覚えられれば、何かと役に立つ。

あとの問題はエンジン、これはものによって特性が違うので、どのくらいのトルクが出ているかをある程度は理解しなければならない。 けど、最初は吹かし気味でいいと思うんだよな。 自分はあまりふかさないようにしていたけど、今の車に変えてからは前よりも高い回転数で発進することが多くなった。

ま、でも、なんだかんだ言って、他人の運転の仕方を観察するというのも大きいか。 エンジン音・排気音の高さや間隔がそのままエンジンの回転数だ。 後はシフトレバーを見てれば何速かわかるだろうし、加速感と音の関係からクラッチを滑らせているかどうかある程度はわかる。 どうやって発進しているか、右折の時どこでギヤを変えるか、いろんな状況を見るといいと思う。 路線バスなんかいろんな運転手がいるから、本当にいろんなパターンを見られて勉強になる。

%2 ウォーキング

夜は 2 駅ウォーキング。 自分を追い越していく列車がやたらぎゅうぎゅうだなと思ったら、別の駅で非常ボタン扱いがあったようで、遅れていたか。 反対向きの列車もとまっていたのがちょうど運転再開だったみたいで、警笛を鳴らしてホームに向かって出発していった。 途中でサイゼリヤに寄った。 ちょうどいい距離。 気候的には T シャツ 1 枚にお腹に何か巻くくらいで良いレベル。

歩いている間に頭の中ではいろんなことを考えられるが、なぜかカートのことを考えていた。 それこそ上の MT の話の人じゃないけど、自分はカートは素人だ。 いや、なんだ、経験はあるけど、子供の頃からやっているような人や、相当な走り込みをした人のレベルにはほど遠い。 だからか、やたら理屈っぽく考える。 一応一番たくさん走っている藤野のコースを思い浮かべて、あそこはこうだ、こっちはこうか、こうするとどうだろう、などと、頭の中で走り込みをする。 どうすればインリフトするか、あのコーナーでインリフトがどういう効果を生むか、しないとどうなるか、なども、落ち着いて考えないと理解できない。 直近の目標は APG の耐久レースのほうのタイム改善なのだが、どうしても、たくさん走っているコースじゃないと頭の中の精度が足りないので、そっちで理屈を詰めて、他のコースでも応用できるといいなという流れになる。 アンダー出してでもアクセル全開で曲がるか、軽くブレーキ入れて加速しながら立ち上がるかなど、いろんなパターンがあるのでモータースポーツはおもしろい。

2017/06/01 のコメントを読む・書く


02 (金)

%1 きんようび

朝のバスは 5 分遅れ。 なんでだろ。 途中道路工事等も無し。 回復運転っぽかったがドア閉めを急ぎすぎて結局時間を食ってる感じがあったw 最終的に車いすのお客さんがいる時よりも早く着くくらいだったので回復成功か。

夜は飲みが新宿で。 帰りは京王直通の帰れる列車が惜しくも 5 分前に発車していたというタイミングで駅のホームに着いていたので、途中で乗り換え、準特急こんでるかなと思ったらひどくは無かったのでしばらくの我慢で最速帰宅。

話題の AMD Ryzen、Linux でなにやらトラブルがあるらしくて、楽しそう。

Ryzen上でlinuxカーネルをテストしようとしたら問題が出た(未解決) - 覚書

x86 ならちょっとはわかるから、こんなの見ると実際に試してみたくなる。 よくない。 なお Mini-ITX マザーボードも出てはいるらしいので、小さい筐体で組むことができなくはない状況のようである。 あと、現状では Windows では問題が発生していないので、将来的にこの問題が解決されない場合でも Windows PC として使うことは可能だ。 でもな、Micro-ATX ケースが 3 台並んでいる現状でこれ以上増やすのはさすがにちょっと...

2017/06/02 のコメントを読む・書く


03 (土)

%1 レンタルカート

藤野。3 回乗ってベストタイムは 39.7 秒くらい。 暑くて 2 周目ベスト。

自分的 3 コーナーの新しい攻め方、アクセルオフを 2 回やるw ほんとは 1 回で行けると思うんだけどどうもタイミングがうまく取れない。

%2 どようび

バイクで整形外科と耳鼻科行って、帰ってめし食って、レンタルカート行ってきて、めし食ったらクッソ眠くなって一眠りしてしまった。

今日、気温はそこまで高くは無かったみたいだが、日差しは暑く、バイクに乗っていると止まった時に太ももの温度が急上昇して暑かった。 なので、できるだけ左車線を走行し、信号待ちで木陰に入れるようにしていたんだけど、それも太陽と道路の角度の関係がズレるとうまくいかなくなる。 そこで、仕方の無いときは、両手・両腕を使って太ももが陰に入るようにしてた。 手のひらは熱くなるが、太ももが熱くなるのに比べればだいぶ楽。 でも高速道路だとそういうわけにもいかないだろうから、太もも用ヒートガードがいるなw (バイクのマフラーにはヒートガードがついており、その上から触れる分には走行直後でも熱くないので、ああいうのの太もも用でもあれば)

バイクの低速ターンテクニック、クラッチ滑らせてリヤブレーキを併用するというのが定番だ。 二輪車の特性により、傾けた状態で駆動力が足りないと転倒につながるので、アクセルワークで何とかしようとするのはとても難しいのだ。 おまけにハンドルを切っているからクラッチやアクセル操作の精度も怪しい。 でもリヤブレーキの引きずり加減も難しく、自分みたいなへたくそはなかなかうまくできない。 そこで、雑にリヤブレーキを踏んだり離したりを繰り返してみたら少しやりやすい気がした。 自動クラッチ車でもブレーキ併用のテクニック自体は同じなので、応用できるだろう。

バイクのサスペンションの動きというのはいろいろと使い道があるらしい。 メインスタンドをおろす時に後ろ側を押して前を持ち上げてから反動を利用しておろすというのもそうだが、乗ったままバックさせる時に前のサスペンションを縮めてからその反動を利用してバックさせるみたいなのもあるらしい。 自転車みたいな超軽い二輪車だとそういうテクニックは不要だが、重くなるにつれて知ってると役に立つ話だ。 まぁしかしその動きが原因で走行中にバランスを崩す原因にもなるんだろうから難しいんだけど。 サーキットを攻める系の人は 100km/h 以上でコーナリング中にブレーキを掛けてみたいな話をしていてちょっとなんていうか自分の頭が理解できる範囲を超えていた。

2017/06/03 のコメントを読む・書く


04 (日)

%1 にちようび

Ryzen 問題は workaround が見つかったみたいで、なにやら iret 先の仮想アドレスが関係しているらしい? ま、それはともかく、たぶん Ryzen マシン組むのに Mini-ITX では寂しいと思うので、何か Mini-ITX ケースを買って、今の MicroATX ケースに入れている Mini-ITX マザーボードな PC のどちらかを移植するのがベスト。 そうすれば MicroATX で 1 台組める。Mini-ITX マザーボードなのはバックアップ用 PC と Windows PC なのだが、稼働率が非常に低いバックアップ用 PC なら、今の Silverstone の正圧ケースを使う意味があまり無いので (正圧ケースは埃対策なのだがそもそも稼働時間が短いので負圧ケースでも問題ない)、新しいケースに移してしまってもいいかも知れない。

不動産屋さんにまた話をしに行った。 すごいな、駅から 1km あっても売れるのか。 やっぱり 100 平米あるといいね。

夜は SUPER GT+ がなくて世界卓球やってた。 ダブルスの日本対中国、少し見たがすげぇ速さでラリーが続いたりジャンプする感じで飛び込んで打ち返したりなかなか意味がわからないなw 大学の体育でやった卓球はまったりだったな。

%2 車とバイク

車を発進させる時、前のヴィッツの時は、アクセルちょっと踏んで離して、少しエンジンの回転数が上がったところでクラッチつなぐみたいなことをしていた。 って文字で書いてもわかりづらいが、以前撮った動画を見れば早い。 この乗り方は車種を選ぶようで、レンタカーのトラックの時はエンジン回転数が音でわかりにくくて、何度も煽るような発進になっていたし、今の iQ では電子制御スロットルになって、左右のペダル操作のタイミングが今までとは大きく変わったため、しばらく苦労した。 やり方を変えて、アクセルを踏み込みながらの発進操作にして、1 年くらいで慣れたと思うんだが、今はもう 6 年半経って、すっかりなじんでいる。 それで気づいたのだが、前のヴィッツの時のような発進の仕方を自然とやっていることがある。 低回転のトルクが細いのと、アクセルの反応が鈍いせいか、ゆっくり発進の時に限るものの、回転を上げないわけではなく、しかしアクセルを踏み込みながらでもない、絶妙なところ、慣れればできるもんだな。 なお、駐車場では今日もエンストさせたw

バイクは排気量が小さいせいか車より遙かに低回転のトルクが細いので、アクセルを開けたままクラッチをつないでいくようにしている。 これ、車の運転の仕方の影響を受けたというより、何となく、自動遠心クラッチのつながり具合に近いような気もする。 原付に何年も乗った後で自動二輪の教習を受けに行ったから、自然とそうなったのかも。

車のシフトレバーの操作、自分はなんか教習で習った通りみたいなやり方だな。2 速は握って入れることもあるけど、真ん中の 3・4 速はだいたい前後方向だけ力を入れるようにしている。 ま、レーシングドライバーの谷口信輝もこんな感じみたいだし、悪いことは無かろう。 バイクはね、教習の通りにやっていると足が疲れるんだよね。 ってことで、つま先をシフトレバーの外に向けていることが多い。

2017/06/04 のコメントを読む・書く


05 (月)

%1 冷え冷え

家にいてもふと気づくとおしりや太ももなんかが冷えていますよね、なんて話をすると、なかなか同意してもらえない。 おかしい。 みんな気づいていないだけだよね!

例えば今夜は室内の温度計が 25 度を超えているくらいだけど、下着一枚でいると冷えるので、お腹から太ももに毛布一枚のせてパソコンを触っている感じである。 普通普通。

なお、手で触って太ももの冷えがわかるということは、手は冷えてないってことである。 昔は冬にパソコン触ってると手が冷え冷えになっていたけどな。 あれは夏の冷えとは違うのかな。

%2 PC

Mini-ITX ケースは IN WIN IW-BP655B/300H あたりで良さそうだな。 それなりにちっちゃそうだし電源までついてる。 どうせ使わないだろうけど USB 2.0 ポートというのも C60M1-I にはぴったりだ。 ファンレスマザーボードなので小さい筐体に収まらないという心配はいらない。

しかし Ryzen 買うとしたらグラフィックカードを選ばなきゃいけないんだな。 古いの余ってるけど UEFI 未対応という残念なお知らせ。 何でもいいんだがエントリークラスの新品を買うのと、どこかで中古を調達するのとどっちがいいか。

あと RAM もどんなのが良いのか。 冒険するつもりは無いが DDR4 は初めてだ。

あ、そういえば CPU クーラーもいるんだったっけ? 調べることがいっぱいだ。

2017/06/05 のコメントを読む・書く


06 (火)

%1 Ryzen

クーラーは純正品が付いているらしい。 ならいいや、と思って、ポチった。 マザーボードは MicroATX の安いやつ。 また ASUS かw (自宅に並んでいる MicroATX ケースの PC 3 台とも ASUS だ)

さて、ビデオカードはひっさびさの GeForce で、一番安いやつ。 発売時期が去年のようなので当然 UEFI 対応してるに違いない、みたいな。

っていうか、ビデオカードつけなきゃ動かない PC 組むのマジで久しぶりだし、CPU 単体で 3 万超える PC 組むのは... もしかしたら職場で組んだっけな?

買った Mini-ITX ケースにバックアップ PC の電源装置以外を引っ越し、Ryzen 用の電源装置は今それに使っている 400W を流用予定。CPU は消費電力低そうだしビデオカードがエントリーモデルだから問題なくいけるだろう。HDD はバックアップ PC に長らく使ってないのが 1 台入っているのでこれを使っちゃおう。 たぶん古い FreeBSD が残っている HDD な気がする。PXE ブート行けるならそれでもいいっちゃいいんだけどね。

2017/06/06 のコメントを読む・書く


07 (水)

%1 すいようび

朝は整形外科に行ってリハビリ。

原付はこの半年で 500km くらいしか走っていない計算のようで、こりゃエンジンオイル交換にはまだ早いか。 原付だからエンジン温まりきらないほどの短距離運転も少ないしまぁいいか。 今度オイル量は見ておこう。

梅雨入りだかなんだか、雨は少し降ったりやんだりみたいな、車に乗ったらワイパーの拭き具合がまずくてそろそろ交換だな。 よく考えたら 3 年半前の車検の時に交換して以来そのままじゃないか?

%2 映画

『たたら侍』。 邦画。 レイトショー。1,300 円。MOVIX 昭島。

レイトショーを探した結果、よく行くイオンシネマではやってなくて、他の映画館で一番行きやすそうなのが昭島だったので初めて行ってみた。 結構きれいなところだ。 いつもカウンターで買うので券売機使えって言われてずいぶんとまどった。

出演者逮捕に伴う打ち切り報道がされている話題の映画である。 何も打ち切らなくてもいいような気はするが、各映画館の 1 日あたりの上映回数を見れば、打ち切りでなくても早ければあと 1〜2 週間程度で上映終了していたっぽい感じもあるし、打ち切りだーという報道を見て見に行く自分みたいなやつもいるのでそこまで見込んだものかも知れないね。 だいたい洋画は逮捕歴や前科ある人出ててもそのまま上映したり DVD 出したりするんでしょ、不思議なものだよ。 『ホームアローン』とか普通にテレビ放送されてるし。

さてこの映画、たたらっていうのは製鉄の話、何かで聞いたことあるなと思っていたが、映像を見るとアレだ、『もののけ姫』だ。 『もののけ姫』はアニメーションだが、本作は実写。 しかし映像に関しては割と気合いが入っている感じで、本当に製鉄しているみたいに見える。 っていうかまさか本当にやったんだろうか? 景色もきれいだし現代で撮影した風に見えないのはさすが、お金のかかっている映画。

時代は戦国時代っていうんだっけ? 織田信長のいた時代あたり、そういえば年初に見た『本能寺ホテル』も同じ時代じゃん。 たたら製鉄で暮らす村に生まれた主人公が、戦から村を守るべく奮闘、いや、迷走? ま、そんな感じの映画だ。

戦に使う銃や火薬等、それを売る商人がいた、という設定のようだった。 映画には出てきたのだが、何を通貨としていたかがはっきりとせず、もやもやした感じが残る。 他にも、船での移動に 2 日? トイレは? とか、この人はその距離ついてきたの? とか、また船に乗ったの? とか、シーンが飛ぶところに対するもやもやがいろいろあってなんだかな。

昔の生活を表すようなシーンが盛り込まれていて興味深い点はあって、外国人にはそのへん受けるのかも。 たたら製鉄はもちろん、行水、井戸水のくみ上げ、川での洗濯... 強盗やら、戦やら、いろいろある。

そんなわけで、映像は良い。 戦のシーンではなくて、普通の生活や移動のシーンが良い。 音楽も良い感じだったと思う。 最後に突然 EXILE なのが少し違和感あったくらいだ。 ストーリーはもうちょっとうまくやれなかったのかな。 いつの間にか時間が飛んでいるというか、詰め込みすぎというわけでも無いのだろうけど、なんかね。 アレいつの間にこの人居座ってんの、的な。 あと、悩みに悩んで、意見の相違から、餅は餅屋、的な気づきがあるのかと思ったが気づいたのは観客だけだったりして。

2017/06/07 のコメントを読む・書く


08 (木)

%1 PC 組み立て

パーツが届いたので作業を開始。 まずはバックアップ PC を新しい Mini-ITX ケースに移設する。 小さいケース故 HDD の取り付けは面倒だが、特に目立ったトラブルは無く、小一時間で作業は完了した。 並べてみると、小さい。Mini-ITX ってのはこんなに小さいものなんだ。

さて。 続いて Ryzen PC の組み立てを開始。Mini-ITX から MicroATX になる分、マザーボード固定用のねじが 2 か所増える。 幸い、前のマザーボードの箱にねじが残っていたので、ケースに合わせて入れ替える。 マザーボードを取り付け、CPU を取り付ける。CPU クーラーはねじ止めらしい。 ふんふん... とやっていたが最後の 1 個がしまらない。 うーん?

外して付け直してみるか、と、ヒートシンクをひょいと引っ張ったら CPU ごと取れた。 あわわわわ。 固定レバーおりてるのに。 ま、ピンが抜けた様子は無いので、そっと付け直して見なかったことにする。 もう一度、ねじがちゃんと噛むか確かめながら少しずつしめる。 これ面倒やなー、サードパーティーの簡単な CPU クーラーのほうがいいかも。 今まで通りのレバー式で行けるんでしょ?

さて、電源を配線しようとして問題にぶち当たる。HDD が電源端子に当たることが判明して移設。 それはいい。 問題は EATX12V という規格らしいのだが 4+4 ピンの補助電源が電源装置についてない! うーん... そういえばさっき移設した Mini-ITX ケースの付属電源には付いていた。 時代は変わってきているんだな。 とりあえず、さっきの CPU 事件が心配なので、Mini-ITX ケースの電源をつないで動作確認しよう。 というわけで、ささっと RAM とビデオカードを差し込む。RAM は HDD と干渉するため、スロットが限定される。 あと 2 枚増やすのは無理か。 ビデオカードは普通に刺さる。 で、動作確認だ。Mini-ITX ケースを 90 度立てて載せて電源を配線し、通電! しーん。 あれれれ...

再確認して電源端子が奥まで刺さってなかったのに気づき、差し込みなおした。 通電! なんか光ってる! 電源ポチッ! 反応無し! あれれれ... リセットボタンポチッ! フーン... と CPU ファンが回り始めた。 ボタンの配線ミスった? しかし画面が映らない。 どうしたどうした...

D-sub のせいかと DVI-D でつなぎ直してみたが映らず、CPU かなと不安になっていたところ、RAM が奥までささっていなかったことが判明。 どんだけあわててるんだ自分。 奥まで差し込んで、通電、リセットボタン! ...き、きた! 映った!! CPU は無事だ!

試しに 4+4 ピンの片側だけ配線してみたらそれでも起動した。 マザーボードの説明書にはちゃんとつなげみたいな感じで書いてあるけどね。 電源ボタンが反応しない謎は未解明。 リセットボタンはリセットボタンとしてきちんと機能している。 テスターで見た感じ電源ボタン自体が壊れているわけではなさそう。 まぁいいや、ひとまずこれでセットアップしよう。Debian の次のリリースがもうすぐ出る予定らしいので、それを入れることにした。ISO9660 イメージをダウンロードして 7z x で USB メモリーに展開 (正しいやり方かは知らない)、それを UEFI で起動してインストール。rtl8168 のファームウェア rtl8168h-2.fw が必要だった。

Ryzen 5 でも噂の Linux での問題は再現するらしいのだが、うっかり Ryzen 7 にしてしまったので論理 CPU 16 個! 3 万円台の CPU でこれだよ、すごい時代だ。 とりあえず Linux カーネルビルドを make -j16 で 30 回ほど繰り返してみているが何とも無い。defconfig じゃ少なすぎるかな? (と言いたくなるほど速い)

%2 買ったほうがいいかも知れない追加パーツ等

現在の構成:

2012 年購入のパーツから 2 つ流用。 明らかに電源装置は EATX12V とやらに対応したものにかえたほうが良い気がする。 しかし make -j16 を繰り返していても何ともなさそうなので別にいいのかな...

HDD は Ultra 20 についてきた 250GB だ。10 年以上経っている代物で今となっては性能が悪いかも知れないし、5 年くらいはまともに使ってきたものなので故障リスクもある。 今時のマザーボードで M.2 もあり SSD も搭載しやすい。

ケースファンは Silverstone の正圧ケースのため吸気ファンだ。 排気は電源装置のみだ。 たぶん排気ファンを追加したほうが良い気はする。

他に必要なのは、スイッチングハブとネットワーク通信ケーブルだ。 ギガビットで 5 ポートあれば十分だろと思っていたけど、ついに 5 ポートじゃどうしようも無い時が来てしまった。 インターネット用、自宅サーバー PC、Windows PC、Ubuntu PC、バックアップ PC で埋まっていたのだった。iMac は最初から無線 LAN で使っているが、今回の PC は、Linux でのトラブルに興味津々で特に用途を決めないで買ったので、コンパイルとかエンコードとか、そういう高負荷用途用になってしまうのは間違いないのである。 そうするとたぶんネットワーク経由でファイルシステムをマウントして作業することになるだろうから、無線 LAN ってわけにはいかないのである。 今はバックアップ PC を外してある。 どうせ買うなら tagged VLAN くらい対応しているやつにすれば、PXE ブート用の DHCP サーバーなんか立てたい時に好都合かもね。

2017/06/08 のコメントを読む・書く


09 (金)

%1 PC

夜中にずっと Linux のビルドを繰り返し実行させていたら、早朝に止まっていた。 コアが一個応答しなくなったみたいで、噂の Segmentation fault では無かった。 どうやら 223 回くらいのところで止まったみたいで、問題発生頻度的にはちまたで噂のツイートよりも遙かに少ない。

で、よく見ると電源 LED と HDD LED が両方とも点灯している。 やっぱり配線ミスってるのか。 改めて見直すと、隣のスピーカー用のヘッダーに電源 LED と電源ボタンをさしてあって、電源 LED と電源ボタンのヘッダーに HDD LED とリセットボタンをさしてあった。 おいおい... っていうかスピーカー (ビープ用) って 4 ピンで、その中に常時電源もあるのか。 という新たな発見。 きちんと電源ボタンも使えるようになった。 ビープつないでおけばきのうのメモリーちゃんとささってない問題もちゃんと音でわかったはずなのにね。 ここにささるスピーカーや圧電ブザーは持ってない気がする。

CPU ファン自体は A10-7870K のものより静かに感じるが、Seagate の HDD はシーク音が大変うるさく、Linux のビルド中にゴリゴリゴリゴリとなかなか厳しい。 昔懐かしいジーというような音もよく聞こえてくる。 さすがにピーシュルルルというようなヘッド位置微調整音は聞こえないけど、ジーとかゴーとか時々鳴るのは 2GB くらいの HDD を思い出して懐かしいのである。 なお、Linux のビルドは /dev/shm (tmpfs) でやってみるとかなり静かだった。QEMU などのビルドだと結構 HDD にあるファイルを読みに行ってしまうようでそこまで静かにならない。

BitVisor は ACPI_DSDT=0 にしてビルドすれば動いた。 噂の問題が再現するなら BitVisor から例外を観察する等の楽しみがあるのだが、再現しないものだから困る。Segmentation fault は見てみたいことがいろいろあるが、ハングアップ問題は調べるのが本当に大変なので。

ハングアップには何度か遭遇した。 タイミング的には関係ないが、謎の SATA エラーも出ていたため、ケーブルを疑って配線を見直した。 前部ケースファンの配線が SATA ケーブルと絡んでいたため、引き離して、差し込み具合を再確認した。SATA ケーブル再確認後は、エラーは出ていないかも。 ハングアップ的事象にも関係があるか? make -j256 で様子見。 このくらいまでなら RAM ピーク時 10GB 程度で間に合う。 しかし、load average が 200 超えてきてもそこそこ操作できるあたりがさすが 8 コア 16 スレッド。

%2 今時の GNU/Linux

dmesg が一般ユーザー権限でできなくて、何それと思って調べたら、sysctl で kernel.dmesg_restrict = 0 と設定しておけば今まで通りになるらしい。 へぇ。 てっきり setcap みたいなのやらないといけないのかと思ったよ。

PIE... Position-independent executables というのがあって、再配置可能な実行可能ファイルということだ。 これまでももちろんダイナミックリンクライブラリーは再配置可能だったが、GNU/Linux の場合、メインのプログラムが使用するアドレスは固定になっていることが多かった。 それを再配置可能にしてしまおうというのがこの PIE というわけだ。 そのメリットは、乱数に基づいて毎回異なるアドレスを使用することにより、特定のアドレスに特定のコードが存在することをあてにした攻撃が成立しにくくなるということのようだ。 なので、これが有効になっている環境であれば、コンパイル時に -fPIC のようなコンパイラーオプションを使わなくても再配置可能なオブジェクトが生成されており、おかげで BitVisor のコンパイルに引っかかるというわけのようである。 どうも -no-pie オプションで無効にできるようだが、このオプションが古いコンパイラーには使えないというのがやっかいなところである。

2017/06/09 のコメントを読む・書く


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