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2020 年 6 月中旬

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10 (水)

%1 リモートデスクトップ

シフトキーが認識されないと書いた件の原因がわかった。 リモート デスクトップ接続アプリケーション のせいだ。 問題が発生する環境と発生しない環境の差は、Windows 10 のバージョンは関係なくて、単に全画面表示かどうか、だった。 いや、厳密には、接続の際のオプションで、キーボードの「Windows のキーの組み合わせを割り当てます」という項目で [全画面表示の使用時のみ] を選んでいて、かつ、全画面表示にしているかどうか、だった。 バグじゃん... 完全に...

Shift Key does not seem to work in Full Screen Mode for Remote Desktop (sometimes) - Jigsolving

自分の気のせいじゃなかったことは、こうして同じことを指摘している記事が存在することからも明らかである。 いや、この人は完全に反応しなくなったのかな。 自分が試した範囲では、1 文字分のシフトを瞬間的に押す操作で問題が起きやすい。 こうしてみると無意識のうちに相当短時間のシフト操作をしているようだ。 シフトキーを離すのと文字キーを押すのがどっちが早いか、意識してもわからないぐらいギリギリの操作だ。 例えば、Caps Lock を使わずに GbE という単語を入力する時の E が失敗しやすいパターン。

他にも Shift+Alt キーの組み合わせを操作する時に順番に気をつけないと、Alt キーが引っ掛かるなどの問題もある。

Windows のリモートデスクトップって、割とよくできている印象があったんだけど、その理由は、Windows へのリモート接続っていうのが、昔 Citrix MetaFrame を大学の環境で使っていたぐらいで、それ以来あんまり使っていなかったからなんだな。 職場などで使うにしても、GNU/Linux 上の互換クライアントから Windows に接続していて、極めて快適に使用できていた。 (互換クライアントは以前は rdesktop を使っていて、確かそれもちょっとキー操作でいまいちな場面があって、その後は Remmina を使っている。) 通信プロトコルは良くても、肝心の Windows 標準のクライアントの出来がここまで悪いとは全く予想していなかった。

なんで全画面表示にしたかって? ThinkPad X200 には 1280x1024 の外部ディスプレイを接続したままにしてあるので割と画面に余裕があるが、同じ画面を ThinkPad X240s の 1366x768 の内蔵ディスプレイに映すと、横は余るが縦の長さがすごく短いのである。 っていうかこれ、ThinkPad X200 の内蔵ディスプレイ 1280x800 よりも縦が短いのである... タスク バーを左右の画面端に出す手もあるんだけど、Windows 10 のタスク バー、縦向きにしてみたら小さいタスク バーのボタンのモードでもやたら幅が広くて、邪魔だった。 そういうわけで全画面表示なのである...

2020/06/10 のコメントを読む・書く


11 (木)

%1 もくようび

雨が降ったりやんだり、風が吹いたりやんだり、妙な天気。 まぁ梅雨入りしたし。 湿度 66% ぐらいだったかな、蒸していたので除湿を付けていたのだけど、その結果室温が下がりまくって寒かった。 湿度が 53% ぐらいまでだったかな、下がったのはいいとして、室温は 23 度ぐらいまで下がりやがった。

昼は外に出てみると道路は濡れていないけどそのへんに駐まっている車は濡れているみたいな状態。 時折パラッと濡れない程度に少し降る、みたいな状態で弁当を買いに行って、帰ってきたら最後の 100m のところで少しザザッと降られたw

で。 仕事終わった後、寒いしもういいかなとエアコンを消すと、湿度がぴゅーっと上がって 60% を突破し、69% に... 蒸す...

%2 音楽データ

古い音楽データを見直しつつ、何気なく音楽 CD (実物) を見たら、抽出し忘れの CD が存在することに気が付いた。 それも、実家から持ってきたジャンル違いではなくて、普通に中古で買った J-POP の CD である。 おいおい... なんで忘れていたんだこれ... っていうかいつ買ったんだこれ...

そして結局、自宅サーバー PC に MPlayer をインストールした。 実はいままで気づいていなかったんだけど、ノート PC で mplayer コマンドで起動していたものは mpv だった。 いつ変えたんだろう。 まるで記憶にない。 自宅サーバー PC には MPlayer を入れた。 こっちのほうが依存関係が少なかったし、文字端末で音楽再生用途で使う分にはこれで困ることはなかろう。 FLAC 再生すると Got unexpected packet after EOF ってメッセージが出続けるのはちょっとうるさいけど。

FFmpeg 系の ffplay も再生はできるけど、端末のみだと -nodisp オプションが必要でシークができない。 それにファイルに入っているタイトル情報を UTF-8 で出してくるので EUC-JP の端末には都合が悪い。 (←いつまで KTerm を使う気だ...) MPlayer はそういうよけいなことをしないし、端末でもインタラクティブな操作はちゃんとできるのが良いところだ。

なお ffplay で音声ファイルを再生するとスペクトログラムが出てくるw この機能知らなかったw

%3 リモートデスクトップ

きのう書いたトラブルのうち Shift+Alt キーを押す順番については、rdesktop でつないでも同様の事象が発生したので、xrdp のせいかも。

2020/06/11 のコメントを読む・書く


12 (金)

%1 ALSA

今朝さらにもう 1 枚、データ化し忘れている音楽 CD (実物) を見つけたので、せっせと作業w これは新品購入で、Ogg Vorbis にエンコードしたやつをしばらく (5 年くらい) は聞いていたんだと思うが、その後 FLAC にエンコードし忘れて、しばらく聞いていなかったんだと思う。

ま、それはいいとして。 サーバー PC で再生するのに pulseaudio をいちいち起動しないといけないのが手間で、別に pulseaudio なくても ALSA で再生できるはずなのにおかしいな、と、エラーをよく見たらどうも、USB DAC (ミニコンポ) は Card 1 なのに ALSA が Card 0 に出力しようとしているらしいんだな。

$ cat /proc/asound/cards
 1 [Audio          ]: USB-Audio - Onkyo PC USB Audio
                      Actions Onkyo PC USB Audio at usb-0000:00:1d.0-2, full speed

なので 1 に出してあげればいいな、と設定を入れると、なぜか高速再生される。 おいおいw 久しぶり過ぎて設定の仕方を覚えていなかったが、周波数変換機能があったはずと探して、plug という設定を入れたら大丈夫になった:

$ cat ~/.asoundrc
pcm.!default {
 type plug
 slave {
  pcm "hw:1,0"
 }
}
ctl.!default {
 type hw
 card 1
}

これで合っているのかどうかよくわからないけど、鳴っているから触らぬ神にたたりなしだw MPlayer で再生の時によく見ると:

AO: [alsa] 96000Hz 2ch s16le (2 bytes per sample)

などと出ているから 96kHz らしい... なおモノラル 8bit のファイルを再生すると:

AO: [alsa] 96000Hz 1ch u8 (1 bytes per sample)

と出る。

%2 きんようび

梅雨入りしたけど昼間は晴れ。 夜になったらザーザー雨。 今日も湿度が高かったが、きのうの除湿運転は寒かったので、冷房にして除湿機も同時に使った。

テレビでやってた映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(原題: Back to the Future)。 1985 年のアメリカ映画。 タイムトラベルものの代表的な映画。 さすがに 2 歳の時には見た記憶はないというかたぶん見ていないわけだけど、その後平成になってから何度もテレビ放送されていて (たぶん)、我々世代にはとても記憶に残っている映画である。 なお今見ると多少は英語がわかるというものである。 ほんのちょっとだけど。

Gigawatt? っぽいけどなんか変なふうに聞こえたなと思ったら、jigowatt だかと言っているんだな。 パソコンユーザーにとっては 1990 年代後半ぐらいから giga が身近な単位になったけど、1980 年代じゃ脚本家が間違えても不思議はない。 しかし運転うますぎだなこの少年w 高校生があんなきれいなスピンターンできるかw あと 1950 年代の車をよく普通に運転できたよね。 シンクロメッシュなかったんじゃないの...

2020/06/12 のコメントを読む・書く


13 (土)

%1 どようび

雨で湿度が高くてエアコンを除湿運転にしていたら夜は 21 度ぐらいまで室温が下がってしまい、クソ寒かったので暖房に切り替えてみた。 設定温度は 25 度で。 そうしたら当然だんだん温まってくるわけだが、湿度は 60% 未満だったのがなんと、ほんの 20 分ほどで 78% くらいまで急上昇。 だめだこりゃ。 やっぱりバカみたいに除湿機とエアコンを併用するしかないのか...

昼、弁当を買いに行く時に、久しぶりに雨合羽を着て自転車で。 傘差して歩いていってもどうせ濡れそうだったし。 学生時代はよくやっていたな。 大学に入った頃は危険な傘差し運転をしていたが、制約のある状態で運転するのは結構面倒くさくて、カワチでポンチョスタイルの雨合羽を見つけて買ってみたらあれは本当に便利だった。 なお、今日は雨合羽のフードをかぶってマスクをしていてもめがねはまったく曇らなかった。 歩くより自転車のほうが呼気が温まりにくいかな?

またしても古い CD-R/CD-RW/DVD-R を読み出していたら、ケースにもメディアにも何も書かれていないのに、中身は CD-DA が書き込まれているものがあって、なんだこれと思って聞いてみたら普通にアルバム CD だ。 あれだ。 たぶん車で聞きたくて、抽出済みの CD-DA のデータをデコードして書き込んだんだ。 うん、そうに違いない。 今の車のカーステレオは MP3 と WMA の再生ができるから、CD-DA じゃないといけなかったのは前の車の時だ。 せめてケースに何か書いておけよ>過去の自分。

今の車のカーステレオは CD-RW に対応しているが、前の車のカーステレオで CD-RW が読めたかというと、2000 年前後の機種だったはずだからおそらく読めただろう。 高校にあった 1996 年導入のパソコンの CD-ROM ドライブは CD-RW をまったく認識しなかった。 実家にあった ICM のキャディ式 CD-ROM ドライブ (PLEXTOR CD-ROM PX-4XCS) は CD-RW を一応読み込めたが、Windows 3.1 時代のものなのでこれも本来対応していなかったはずで、しばらくアクセスしていると熱による影響なのか途中で認識しなくなることがあった。

PulseAudio なんだけど、自宅サーバー PC で使うのにも役に立つ面がある。 PulseAudio だと動かしたままでデバイスの接続・取り外しができる。 例えば再生中の MPlayer を単に一時停止にして、デバイスを取り外せる。 このミニコンポの場合は、PC モードから他のモードに切り替えただけで、USB デバイスとしては取り外したのと一緒。 ALSA 直接だとオープンしていたデバイスが途中で見えなくなってしまい、その後再開できないが、PulseAudio だとうまくやってくれる。 うっかりデバイス接続前に再生を再開してしまっても大丈夫なようだ。 なんか、昔の EsounD... Enlightened Sound Daemon から考えるととんでもなく進化しているよね...

%2 QEMU

QEMU で遊んでいたら、どうも Debian stable の QEMU 3.1 は buggy っぽくて、最新版のほうがよさそう。 古い Windows が動かないのだ。

Testing (bullseye) に 5.0 が来ているのでビルドしてみる。 Dependency の libslirp-dev liburing-dev のふたつはないので排除。 debian/controldebian/control-in の中から検索し、該当の行とその手前の # --enable-... などとなっている行のふたつとも消すか、頭に # を入れる。 このファイルから configure のオプションが構築されるらしい。 それらしきシェルスクリプトがあった。 debian/controldebian/control-in から生成されるらしくって、前者からだけ消すといつの間にか復活するので注意。 その他のごちゃごちゃしたアーキテクチャー用のビルドもうざいので消そうと思って 10 分ぐらい粘ったが、めちゃくちゃ手間取って、結局諦め。 これなら最初から全部コンパイルしたほうが早かった... あれ... しょうもないエラーで止まったし... -Waddress-of-packed-member がないって... はぁ... debian/patches/openbios-address-of-packet-member.patch が原因... 対策してやり直し...

とりあえずできたので qemu-system-x86 qemu-system-data qemu-system-gui だけ入れ替えてみた。 不具合は解消! なお噂によると Windows 95 にはバグがあってクロック周波数が高すぎると動作しないためか -enable-kvm を付けていると動かないそうな。 Windows 98 はそうでもないみたいで -enable-kvm でもいけるそうだが DRVWQ117.VXD が引っ掛かる環境があるらしい。 あと RAM 容量 2GiB あると Windows 98 は動かないとのこと。 あと EMM386.EXE がエラーを出す場合がある? Windows 98 は F8 キーを押すタイミングが絶妙過ぎるので、いろいろ試したいなら MSDOS.SYS に BootMenu=1 を書いておくといいようだ。

2020/06/13 のコメントを読む・書く


14 (日)

%1 にちようび

この 3 か月... 3 月 14 日から今日までに、東京都を出たのは 3 回だけ。 宇都宮, 藤野, そしてよみうりランドまで往復。 その後は都県境のギリギリなら何度か通ったものの、今日まで東京都内にとどまっている。 連続 50 日以上もの間、東京都内にとどまり続けているなんて、間違いなく人生で初めてだ。

%2 テレビドラマ

『ナースのお仕事』。 「職場にプライベートな電話は禁止」なシーンが何度も出てくるけど、携帯電話も出てきたな。 1996 年だもんな。 PHS もサービス開始していたんだもんな。 主題歌 (エンディング曲) の『PROMISE to PROMISE』、主演の観月ありさの歌、作詞作曲は小室哲哉が関わっているのか。 そういえば小室哲哉も全盛期の頃だな。 っていうか観月ありさは小室ファミリーの一員か。 派遣ナースが時給 2000 円で普通のナースの倍って表現があって、安すぎじゃない? いや、そもそも 24 年前と同じ物価なのがおかしいんだった。

そういえば『ナースのお仕事』はあんまり撮影場所にお金かけていなさそうな感じはするな。 病院内 (ナースセンター、病室、手術室、ドクターの部屋、庭、寮)、飲み屋、それに、たこ焼き屋台、そのへんの繰り返しだ。

井上晴美 (たぶん) の顔を見ていると相川七瀬を思い出したのだが、あれだな、たぶん当時のメイクの流行だったんだな。

%3 コンピューターの理想的な仮想デバイス

えっと、コンピューターがデバイスとどうやって入出力するか。 シンプルなのは CPU がちょこちょこと転送するやつで、PIO と言われている。 レガシーなシリアルポートなんかはこれ。

CPU ←→ デバイス

CPU に関わらずデバイスが RAM とやりとりをするのが DMA とかバスマスターとか言われているやつ。 ほとんどのデバイス、ATA, Serial ATA, SCSI, ネットワーク、USB などのコントローラーは基本的にこの方式。

RAM ←→ デバイス

グラフィックスだけはビデオ RAM が帯域を食うため、内蔵グラフィックスを除いて伝統的にデバイス側に RAM が載っている。

CPU/その他のデバイス ←→ デバイスのビデオ RAM

CPU からのアクセスでも PIO と違ってビデオ RAM に対しては高速なストリング操作命令が使えるのが特徴で、ゲームなんかではローディング画面でがっつりデータをのっけて、後はグラフィックスデバイスにがんばってもらうってのが今時のスタイル、だと思う。

まぁここまではいいとして、仮想デバイス、仮想マシン上のデバイスとなると今時は Virtio というのがはやりで、基本的には上に書いた DMA 方式だ。 しかし仮想デバイスといっても普通その先には実デバイスがいるのが現実だ。 例えば仮想ディスクのアクセスはファイルなど実デバイスのアクセスに変換されるし、仮想ネットワークデバイスへのアクセス、通信はブリッジなどを通じて実デバイスへ転送される。

CPU → 仮想 RAM → 仮想デバイス → デバイス
CPU ← 仮想 RAM ← 仮想デバイス ← RAM ← デバイス

それでだ、送信や書き込みにおけるデータはまぁいい。 仮想マシンの RAM は実際の RAM のどこかにはあるわけで、その RAM を実デバイスに直接読ませれば話が早い。 受信や読み取りが問題で、いや、ストレージならまだいい。 読み取り直前に RAM を指定されるので、実デバイスに直接そこに転送させるという手段がとれる。

問題はネットワークの受信である。 ブリッジにしても、ルーティングにしても、とにかく受信してみないと宛先がわからない。 仮想マシンが何十台も稼働している様子を想像すればいい。 ひとつのネットワークデバイスを複数の仮想マシンで共有すれば、受信データを直接仮想マシンの RAM に書き込ませることはできない。 メモリーコピーをするしかない。 対策は?

(CPU) ← 仮想デバイスの RAM ← RAM ← デバイス

なんか変な話になっちゃうけどビデオ RAM スタイルだと思う。 仮想デバイスが受信データ用の RAM を持っている ことにする。 そうすると、データを受信した RAM が、最初から仮想デバイスの RAM だったかのように見せてやることで、メモリーコピーをすることなく、仮想マシンからアクセスできる状態にできる。

現実的な話をすれば共有の都合で 1 ページ 1 パケットということにはなるだろうが、たいていのアーキテクチャーでページサイズは 4096 バイトであり、そんなに変な話でもない。 実際にそういう構造になっている仮想デバイスがあるのかは知らない。 Virtio については仕様書を斜め読みしてみたが、そういう機能があるようには見えなかった。

%4 ちなみに大学時代の話は

なお自分の修士論文に入れたんだったか忘れたけど、研究でやっていた話のひとつは、仮想マシンの通信的な話で、仮想マシンとその外側をもっと上位のレイヤーでつないでやろうというやつ。 具体的には socket インターフェイスでつないだ。 仮想マシン上で動かすオペレーティングシステムの、PF_INET の socket を処理するところを改造して、仮想マシンモニターとやりとりしてホスト側のオペレーティングシステムの socket API を使うようにする。

これ、最初はそんなむちゃくちゃな、と思いながら実装してみたんだけど、いざ実装してみたら思っていたより使いやすい代物で、bind-listen もそのまま通っちゃうし、当然速いし、意外と合理的だった。 なんで速いかって? 送信も受信も、普通に仮想マシンじゃないオペレーティングシステム上のプログラムが行うのと同じになるから。 普通のデバイスレベルで仮想化する場合は、仮想マシン上の TCP/IP スタックを通る Ethernet のフレームと、実デバイスとの間をいかに無駄なく結びつけるかという話になり、上に書いたような受信処理の難しさがある。 Socket だと仮想マシン上の TCP/IP スタックをバイパスして、代わりにホスト側のオペレーティングシステムの TCP/IP スタックと結びつける。 受信処理も、read とか recv とかそういうシステムコールから、まるでストレージみたいに、どこに転送すればいいかが先にわかってしまう。 ...もちろんそこにメモリーコピーは発生するんだけど、それは仮想マシンでなくても同じで、余計なメモリーコピーがいらないのがポイントだ。

まぁ、今時は container も流行っているし、仮想化のほうは、サーバー系に限られるものの SR-IOV という特殊な仕様が登場しており、複数の仮想マシンにひとつの実デバイスを直接見せられる、みたいな、なんだそれみたいな世界になっている。 仮想マシンモニターの仕事の一部をデバイスに実装しちゃったんだな。 プログラム側のほうも、DPDK という、socket インターフェイスどころかデバイスドライバーすら使わず、デバイスを直にアクセスしてレイテンシーを改善しようというものもあり、そんな世界では socket インターフェイスでつなぐ仕組みなんて出番はないのだ...

2020/06/14 のコメントを読む・書く


15 (月)

%1 休暇

昼にスパゲッティにレトルトのミートソースをかけて食べたら、うっかり白い T シャツにミートソースを飛ばしてしまったことに、片づけ中に気づいた。 アチャー。 めちゃくちゃ目立つ。 それで、液体洗剤をぶっかけてゴシゴシこすったのだがあんまり落ちない。 ウーン。 油汚れなんだから界面活性剤でいけるはずだろ? 次に、風呂の固形石けんでゴシゴシこすったらほぼきれいに落ちた。 優秀だな、固形石けんは。 汚れが落ちるまでこすり続けることで次々に界面活性剤を供給できるのもいいのかも? 調べてみると、もっと強力な洗濯用の固形石けんもあるらしい。

レンタルカート。 飯能。 2 回乗ってベストタイムは 34.4 秒ぐらい。 1 月に行って以来の 5 か月ぶりか!? カートも 3 月以来 12 週間ぐらい乗っていないのである。 アウトラップはブレーキ掛けすぎたしややぎこちない出だしだったがすぐに感覚は取り戻した。 (ただし遅い。) にわか雨には何とか降られずに済んだ。 まぁそのにわか雨も軽いもので路面は濡れない程度。

テレビドラマ『ひとつ屋根の下』。 第 4 回、ひとつ屋根の下に、いよいよ兄弟が集まってきた。 なんかだんだん本当に兄弟っぽいシーンが増えてきたような。 銭湯のシーン、本当に銭湯だな... 小雪役の酒井法子が本当に酒井法子に見えないけど、まぁ、当時の酒井法子をあんまりテレビで見ていないんだよな、たぶん。 いしだ壱成は、いしだ壱成だな。 『放課後』の、観月ありさの役と中身が入れ替わった高校生役だったんだな。

新型ウイルスの感染の広がりが今後どうなるのか、まったく予想がつかない。 日曜月曜に都内の新たな感染者数が多いのはこれまでと違う傾向だけど、どうも感染者のクラスターができたっぽい店の関係者を重点的に検査した結果増えたという話もあり? 府中やら小金井やらの感染者数も、別に病院関係だけなんだったらそこまで心配することでもないだろうし。 あとは暑さでマスクを外す人が増える影響もあるんだろうし、気温変化で体調を崩す人も増えるだろうし、とにかくわからない。

2020/06/15 のコメントを読む・書く


16 (火)

%1 給油

きのうの。 122 円/l。 燃費計算 15.3km/l。 燃費表示 17.3km/l。 なんと 3 か月ぶりの給油!

%2 きのうの高速道路

きのう、飯能に行く時に高速を使ったんだが、偶然、珍しいものを見た。 路線バスが走っていた。 高速路線バスじゃなくて、一般道を走るアレだ。 座席も少ない、アレだ。 たぶん、いすゞのエルガだと思う。 もちろん客が乗っているわけではない、回送だけど。

で、普通に 90〜100km/h くらいで追い越したんだけど、見た感じ 80km/h くらいは出ていたように思った。 現行の AT 仕様か、旧 AT/MT 仕様かはわからないけど、そのくらいは出るんだなぁ。 エンジンはけっこう回っているような音がしていた。 まぁ、一般道向けだもんね。 ハイデッカーの高速バスなら 80km/h は静かに走るけどね。

その後は、80km/h 制限区間を 80km/h で走るこちらをすいすいと追い越していったパトカーがいた。 赤色灯もつけずにね。 完全にこれは... 警察はこんなことやっているから信用を落とすんだ...

%3 テレビドラマ

テレビドラマ『ひとつ屋根の下』第 5 回。 熱いあんちゃんに動かされる兄弟とおじ。 ほんと、家族の物語だ。 そういえば、自分が中学生の頃の通学鞄がどんなのだったか、思い出せなかったけど、あのへんな色の肩掛け鞄か。 たぶん学ランの学校は同じようなものかも。 高校は手で持つタイプの黒い鞄だった。 自転車にひもでくくりつけていたので良く覚えている。 くくりつけるのに肩掛けだとひもが邪魔だよな。

『ひとつ屋根の下』第 6 回。 告白失敗か。 しかしこのドラマの江口洋介 (あんちゃん) は空回りだな。 『東京ラブストーリー』の江口洋介 (三上くん) はすぐ手を出すやつだったのにw

「バブル崩壊後の女性」なんて表現が出てきた。 ほぅー。 1993 年で。 あと「あさひ銀行」がさりげなく映っている。 この銀行が 10 年後には大和銀行と合併するのだな。

テレビドラマ『101 回目のプロポーズ』。 第 4 楽章。 回でも話でもなく「楽章」だったの初めて気づいたw 軽トラw 赤いファミリアだったらよかったのにw

2020/06/16 のコメントを読む・書く


17 (水)

%1 テレビドラマ

テレビドラマ『101 回目のプロポーズ』。 第 5 楽章。 浅野温子 (薫さん) が顔を傾けて見せるシーンがけっこうあって、見ているだけでこっちの首が痛くなりそうw 遊園地が出てきて、景色が山間部っぽいけどどこかと思ってロケ地を調べたら、向ヶ丘遊園だそうだ。 2002 年に閉園して駅名だけが残っている。 観覧車から見える景色など、背景だけ見るとよみうりランドと似たような感じに見える。 観覧車のカメラの付け方がおもしろいな。 ちゃんと遊園地ロケもしているし、結構外で撮っているシーンも多くて、1991 年はまだお金かけているね。

この主人公の武田鉄矢 (星野さん)、諦めていると言っていた最初の話からだんだんと積極性を取り戻している感じ。 最初の頃は諦めムードで『逃げ恥』の主人公みたいなところがないわけでもない気がしたけど、まぁ 100 回もプロポーズするような人物と、プロの独身とは次元が違うってことだな。 どちらもフィクションだけどね。

『101 回目のプロポーズ』。 第 6 楽章。 浅田美代子 (楽器店経営者) ひでぇこと言ってるw まぁ結果として物語は進み、まぁ、悪くはない。 しかし部屋でピアノを弾けるとは、実は結構いいマンションなのか? そして、「僕は死にません!」。 あぁ、これが有名なシーンか!! よく「しぇん」と書かれているけど、そうは聞こえなかった。 何度か見直したけど普通に「僕は死にません!」だった。 そしてダンプカーはバックブザーがついていなかった。 あれ? (義務ではないけど。)

2020/06/17 のコメントを読む・書く


18 (木)

%1 ThinkPad

仕事用に自宅に置いてある ThinkPad X200 の Windows 10 があんまり遅いので、GNU/Linux をインストールしてみた。 いや、もともとインストールしてあったのだが、32bit 版の Debian GNU/Linux 9 (今は oldstable) が入っていてちょっともう入れ直すのが簡単と判断した。 インストール用の CD イメージをダウンロードして 10 年以上前に買った私物の CD-R に書き込み、インストール実行!

インストール中に気づいたのだが、懐かしの BIOS ブート環境なので、MBR に古い GNU GRUB が入ったままパーティションをフォーマットしてインストールを開始してしまったということは、最後に GNU GRUB のインストールをすませるまでこの PC はちゃんと起動しない状態だw まぁ、停電することもなく無事に完了... したところで仕事の作業の都合でいったん Windows に戻り、仮想マシン上で起動して適当にパッケージのインストールを進める。

ずっこけたのは日本語で Xfce のデスクトップ環境を含めてインストールしたら、日本語フォントが化け化けの状態でインストールされたことw 後から日本語化するほうがいいみたいだ。 さすがに仮想マシン上ではとてももっさりで、無線 LAN 接続に必要な non-free パッケージのファームウェアなど、パッケージのインストールを主に進めておいた。

それで後でネイティブ起動して、無線 LAN に接続して、web ブラウザーを立ち上げて、VPN の設定をして、と進めていったのだが、なんか、予想以上に動作が軽快で面食らった。 Mozilla Firefox のタブひとつ開くだけで、Windows だと下手すると 10 秒以上掛かっていたのが、サクサク動く。 なんでだ? Core 2 Duo だから Meltdown/Spectre など問題てんこ盛りで、その対策で遅くなっているはずなのだけど、それにしては軽快だ。 RAM が 4GiB 搭載のところ、Windows 10 では (32bit 版のため) 3GiB しか認識されていないのに対して、Linux ではもうちょっと使えるからか? いや、そんなに空きメモリーがギリギリでなくても Windows だと遅いんだよな。 他には... SEP がしょぼいのか? いや、確か Windows Defender が遅すぎて SEP を入れ直した経緯がある。 ウーン...

ま、いいや。 ひとつ気になるのは無線 LAN のスループットが低いこと。 5GHz 帯で接続できたのはいいのだが、Windows の半分くらいの性能しか出ていない。 デバイスドライバーは Intel が書いている癖にこの性能の差はなんなんだ。 懐かしの NdisWrapper でも使ったほうがいいのかというくらい。

もうひとつの問題は Fan error で、無視して起動すると冷却ファンが回らないので、負荷が掛かるとやばいことになるのだが、そのへん Windows だといろんなサービスが裏で動いていてどうにもならないところがあって、GNU/Linux のほうがコントロールしやすいだろう... という見込みなんだけどこればっかりは使ってみるしかない。 なお hibernation は使えるようにしなかったので、Windows と違って Fan error の後電源を落とす時はシャットダウンするしかないことにはなる。

%2 テレビドラマ

『深夜食堂』。 バターライス... あぁ、この話も、原作で読んだ気がするなぁ。 普通バターライスって言ったらなんか調理するもんだと思うけど、この話に出てくるバターライスは、茶碗に白いご飯をついで、その真ん中にバターをのっけるだけだ。 バターをご飯の熱で溶かして、そこに醤油をちょぴっと掛けて食べるだけ。 見ていたらバターライス食べたくなってきたw

2020/06/18 のコメントを読む・書く


19 (金)

%1 ThinkPad

いやぁー、驚いた。 GNU/Linux なら Windows より動作が軽快、どころではない。 Fan error が出ているのを Esc キーで無視して起動した ThinkPad X200、Windows だと電源オプションで CPU クロックを最低にしていても、CPU コア温度は 60 度前後になり、うっかり Windows Update でも走って負荷が掛かり続けると 70 度を超えていく。 そこであわてて休止状態にして、祈りながら電源を入れ直すと冷却ファンがちゃんと回ることが多い、どうしようもない時は携帯型扇風機で外から冷やす、的な使い方であった。 それが、GNU/Linux で VPN つないでリモートデスクトップクライアントを使っているだけだと、50 度未満を保ち続けていた。 これなら負荷を掛けずにファンレス運用、が実現できそうだ。

つまり軽快さの理由もたぶん、バックグラウンドタスクが極めて少ないため。 Windows Defender もドライブの最適化もなければ、Windows Update およびその他のアプリケーションが行う自動アップデート機能も、パッケージベースのシンプルな処理で、セキュリティアップデートだけであれば比較的短時間で済む。 余計な仕事がないことで CPU 使用率が低く、コア温度を低く抑えて HDD のアクセスも少ない上、web ブラウザーの起動・終了などを繰り返してもメモリー上のディスクキャッシュが (使用可能な RAM 容量が大きいこともあいまって) より長く残り、よりいっそう軽快に動くわけだ。 Meltdown/Spectre 対策による性能低下の影響も、特にシステムコールとコンテキストスイッチに影響するから、バックグラウンドタスクが少ないほうが有利だ。 たぶん。

なお web ブラウザーでタブを開いて Google 検索、みたいな操作をぱぱぱっとやると、相応のもたつきを感じることはあった。 やっぱり私物の ThinkPad X201 よりも前の世代で、そりゃ遅いわけである。 今時の web ブラウザーはマルチプロセス仕様になっているので、Meltdown/Spectre 対策による性能低下の影響も大きい。 それでも Windows に比べれば実用的なスピードで動くと言える。

そういえばこの PC, プリインストールが Windows Vista で、それはもうすさまじい遅さだったな。 あのときはシャットダウンがいつまで経っても終わらないみたいなトラブルもあった。 Windows 7 にしたら多少マシになり、Windows 10 にしたらさらにマシにはなったような気がするが、そもそもクッソ遅い環境をひたすらアップグレードで引き継いできたんだから、Windows の伝統から言えば再インストール (初期状態に戻す) をやったほうがいいのかも知れない。 まぁ、そこまでして使う気もない... そもそも Fan error っていうのがシステムボード不良っぽいからな...

%2 きんようび

除湿機をずっと動かしていても涼しかった日。

テレビでやってた映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(原題: Back to the Future Part II)。 1989 年のアメリカ映画。 6 歳の時の映画。 さすがにちょっと理屈っぽい説明の英語はさっぱりわからない。 だいたい記憶の通り、未来に行っている間に過去が変更され、それを戻そうと過去に戻る話なのだが、その過去が前作と同じ時と場所で、前作と同じ出来事が進んでいる中で並行して話が進むのが楽しい。

そして、ちゃんと未来の本を奪い返し、燃やして、うまくいったところでタイムマシンに雷が落ちてタイムスリップしてしまうのである。 あまりちゃんと覚えていなかったけど、ここは何か素直にいかなかったような気がした。 それでさらに 70 年前の 1885 年か。

2020/06/19 のコメントを読む・書く


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Hideki EIRAKU