ダイハツの軽トラ「ハイゼット トラック」がフルモデルチェンジされたというのは先週のニュースである。
製品情報[ニュースリリース] 【ダイハツ 広報発表】
2014/09/02 ダイハツ軽商用車「ハイゼット トラック」フルモデルチェンジ 〜基本性能を進化させ、選べるパックオプションを豊富に設定〜
価格を見ると、一番安いグレードの 5MT モデルが 653,400 円となっている。10 年前は 50 万円台の商用車があった気がするが、今でも 60 万円台で車が買えるということである。 へぇー、と感心していたが、グレード名を見て驚いた。
スタンダード "エアコン・パワステレス"
え? えっ? 21 世紀になってもう 14 年目ですよ? まさかと思って主要装備表をよく確認する。
ABS もないのか! 今でもこういう車が出せるんだな、という事実に驚きである。 横滑り防止装置の義務化とかなかったっけ? 商用車は対象外か。
主要諸元表を確認してまたびっくりである。 主要燃費向上対策を見ると、「可変バルブタイミング、電子制御式燃料噴射、電動パワーステアリング(パワーステアリング装着車)」とある。 つまり 4AT はロックアップすらない昔懐かしいトルクコンバーター 4AT である。 一応電子制御式のようだが、ロックアップを付けないのは何か理由があるのだろうか。 ちまたを走る郵便局の軽ワゴン車などから聞こえる、AT の甲高い音が思い浮かぶ。 エンジン型式はミライースと同じ KF 型だが、圧縮比が違うところを見ると最新の第 3 世代ではなく、第 2 世代である。 これは出力を重視してなのかも知れない。 最大トルクがミライースより大きく、最大トルクの回転数は低め。 最高出力は 5MT はミライースより小さいが、4AT は大きい。
軽トラの、ABS どころかエアコン・パワステすら取っ払えるほどの設計を見ると、どこか原付に似ているところがあるなぁ。 スーパーカブは、21 世紀に入っても、数年間は手動チョークのキャブレター方式だったわけだし、バーディーは未だにセル付が別グレードになっている。 方向指示器も、電圧変化で点滅間隔が変動するようなやつが原付では普通にあるし、スピードメーターも機械的なケーブルでつながってるのは多いんじゃないかな。
きのう・今日と、傘を持っていったもののほとんど使わないで済んでいる。 今日はランチの帰りが降っていたがそれだけだった。
ムーバスに乗ってみた。 日野の車両だそうだが、オートマチックトランスミッションの制御が、よくロックアップされて低回転で静かに走っていて、いすゞのエルガのに似ているような気がした。 セレクトレバーは普通の乗用車のようなタイプ。 バス停の間隔が短く、そんなにスピードを出さないからか、乗り心地は悪くない。 空調はかなり弱め、外より暑いほど。
SHIDAX というカラオケ店に行ってみたのであった。Gmail のアドレスで登録したケータイ会員とやらのおかげで、メンズデーにつきルーム料金 2 時間無料。 ワンオーダーはドリンクでなくてもよく、部屋で注文してくれと念を押されるスタイル。 まねきねこの、最初にワンドリンク注文スタイルに慣れていたせいで、とまどった。
部屋には注文用の専用端末が用意されていて、それを操作するだけで注文できる。 見てみると、お湯が 0 円! これは良い。 さっそくお湯を注文したが、0 円はさすがにワンオーダーにカウントされないだろう。 腹が減っていたので適当に食べ物を注文した。
今回は職場から一番近いところに行ってみたが、駐車場がなく、中をエレベーターで移動するタイプで少々フロアの狭さを感じるものの、部屋自体は狭くはなくて、禁煙ルームもあって好印象であった。 自宅から一番近いところ、および、より西のほうにある車で行けそうな店舗には駐車場があるようで、悪くない。 まぁ行くとしても木曜日しか行かないだろうけどね。
「STAND BY ME ドラえもん」。 レイトショー。 いわゆる子供向けの映画を映画館で見るのはポニョ以来か。 短いので気楽に見られる。
3D アニメ。3D 上映もあるようだが、2D 上映のほう。3D アニメと聞いて、ピクサー風のものを想像していたが、ちょっと違った。 光の加減がもうちょっとリアルっぽい感じがして、人物・ロボットはともかく、物についてはそれこそレイトレーシングでもしたのかな、みたいな、そんなことをぼんやり考えながら見た。 あ、もちろん、声の中の人は今の若い人になっているので、最初は違和感があった。 顔も 3D だが、びっくりした顔などで特徴的な目玉の形は漫画のまま。
ストーリーは、ドラえもんが未来からやってくる前のところからスタートし、ドラえもんがいなくなる (?) までのところ、というような感じ。 もちろん、ドラえもんは未来からやってくるので、タイムトラベル物である。 もっとドラえもんに詳しかったら、ここは原作のアレで... みたいなところも、あったんじゃないかと思うが、昔、いろんな道具がのってる漫画か何かを読んだくらいで、小ネタについていけるほどではないので。 ドラえもんの映画というと、探検物みたいなイメージがなんとなくあるのだが、そういうのではなかった。 でも、ドラえもんとして、期待は裏切られないストーリーだった。 ちょっと感動物っぽいところもある。
いつもの家、いつもの公園なんかはそのまま漫画の雰囲気だが、いろんなシーンに車が映っていて、それが時代を感じさせるデザインである。 角張っていて、小さくて。 孫を連れて行くような人ならそういう細かいところが楽しめるんじゃなかろうか。 未来のシーンもあるが、現実よりも未来っぽい感じ、昔の本で 21 世紀はこうなりますみたいに書かれていたような、そういう世界が描かれている。 でも具体的な年代の数字は出ていなかったっけ、いや、計算しないと求まらないかな、のび太の年齢からして...
何度か大きな川が出てきた。 あんまりテレビアニメ版で大きな川が出てきた印象はないので新鮮であった。 多摩川みたいな感じで、河川敷があって、橋を電車が走る。 でも天気予報のところ、練馬区とか言ってたっけ? 東京には大きな川が多いからなぁ。 もしかしたら、タッチの舞台と近いところかも知れない。
テレビでやってたテスト走行を見て、予選は CS だから見れず、決勝は明日だと思い込んでいて見逃した。 いや、BS でやってた決勝ダイジェストの後半は見た。 最後に派手目なクラッシュがあったみたいで、うーん、F1 ドライバーの子供と、F1 で 10 回以上もの表彰台経験がある元 F1 ドライバーだったら、やっぱり F1 ドライバーの子供のほうが悪いよね! みたいな。 次は 11 月? だいぶ先な感じ。
レイトショーで。 そういえば多摩センターは株主優待の値引きは昼間だけなんだっけ! 帰りの移動時間も変わらないから、武蔵村山にしとけばよかったか。
先月見た京都大火編の続き。 まだ京都か。 ここにきて師匠が登場。 アクションシーンがあり、主人公が進化。 そして東京へ向かう。 そこに前作では闘わなかった相手が登場し、アクションシーン。 強烈な峰打ちも相変わらずだ。
主人公が東京に来るまでの間、敵は敵で政府に脅しをかけている。 いろいろあって主人公は敵のいる船へ。 仲間とともに乗り込み闘う。 前作で勝てなかった相手も登場。 最終的に敵のトップと戦うことになる。 みんなで闘う感じか。 ただ、どうやって乗り込んできたんだコイツ、みたいなところはあった。
そんなかんじで最後はめでたしめでたし、と。 やはり、前作京都大火編の物足りなさが、今作で埋められた感じ。 伝説の最期というのは、まぁ、そんな感じの言葉が作中で出てくるし、納得はできた。
こちらは映画ではなく、実際の昭和 30 年代の映像のようだ。 当時の未舗装道路、バス、パトカー、消防車や、製鉄所の様子など、興味深い映像がいっぱいある。 製鉄所では電動モーターにベルトを掛けたものが使われていて、そういえば昔はそういうのを使ってたと、そんな話を親から聞いたんだった。 警察官が工事用ヘルメットみたいなのをかぶってパトカーに乗っているのも印象的。 安全装備がしょぼい当時の車だからだろうか。 駐車禁止の標識が違うのなんかも、標識って結構変わってたりするのか? ゴミ問題やら落書きやら、今とは比べものにならないほどひどい様子があって、まぁ、今でも外国ではそういう場所もあるよね。 ほんの 60 年そこそこで、そんなに変わるものなんだな。
ナレーションの声が、昔はこんな感じだったのか、という印象と同時に、このしゃべり方ってカーグラフィック TV っぽいという、しょうもないことに気づいてしまった。 カーグラフィック TV のナレーターは古谷徹、1953 年生まれとのこと。
最後の「休日にどこにも行かずに街をブラブラしている青年たち」には笑った。 今なら街をブラブラしてればいいほうで、どこにも行かずにというなら、家でゴロゴロが当たり前だw
60 年前でなくても、自分が子供の頃と今を比べても、例えば喫煙可能な場所の減りっぷりは明らか。 そういう意味では、60 年前と 20 年前の比較でも、道路は舗装され、交通マナーはマシになり、列車の外に乗る人もいなくなり、迷惑行為も減ったわけ。40 年でそれだけ変わったということ。40 年といえば、日本に原子力発電所ができたのが 40 年以上前だったな。 うん。
おととい見た映画「STAND BY ME ドラえもん」は、エンディングがおもしろかった。 名前がスクリーン右側でスクロールしていくのはそっちのけで、スクリーン左側に出ているおまけシーンをずっと見てた。 子供向けとしては、こういうのありかも知れない。
きのう見た「るろうに剣心 伝説の最期編」は、いたって普通のエンディングだった。 主題歌は ONE OK ROCK の歌。 ワンオクロックと読むらしい。
原付のエンジンオイル交換をした。 前回余った 400ml。 本来 600ml 入れるべきなので、最後まで出し切る前にとめて、400ml を放り込んで、少しアイドリングさせ、残量を見ると、一応 L より上ではあったが、1/3 くらいか? ねじのしめかたが甘くて若干漏らしたことがあっただけに、少々心許ない。
で、どうせ 4 か月に 1 回交換してるんなら、1liter 買ってきても 1 年以内に使い切れるからよかろうと思って、買ってきて少し足しておいた。
蚊? 刺されたけどね、多磨霊園まで 1〜2km の地域だから、都心の公園に行くような人は少ないはず... きっと大丈夫だろ...
この前帰省した時、鹿児島市電の車両の運転台では、でかい箱についたコントローラーを手袋をした運転士が操作していたという話を聞いた。 昔の話、かと思いきや、未だに 1950 年代の車両である 500 形や 600 形と呼ばれる車両も現役のようだ。 直接式抵抗制御というもので、箱の部分には抵抗器がついていたものと思われる。
さらに驚いたことに、9500 形と呼ばれる車両などは、1995 年から 2000 年の新しめの車両なのに、1967 年の 800 形と呼ばれる車両の主要機器を流用しているらしく、直接式抵抗制御らしい。 直接式ということは、最初は電流がたくさん流れすぎないように抵抗器で抑えて、スピードが乗ってきたら抵抗を減らしていく、というのを運転士が操作するわけで、車の運転のような感覚からすれば大変面倒くさそうであるが、40km/h だし、人が乗っているわけだから急加速することもないと考えれば、そんなに面倒でもないのかな。 抵抗器が燃えないように抵抗器を使いすぎないようにする (速度が出すぎる場合はニュートラルと加速を繰り返す) のは、抵抗制御である限り、直接式でも間接式でも同じ。
運転台の動画を探していたら、脱線事故の動画を見つけた。
路面電車を路面電車で引っ張ろうとしてる! 自走できなくなったバスをバスで牽引するのと同じような話か。 ドアーを開けたまま動かしているところを見ると、バスのようなインターロックはないのだろうか。
まぁしかし、市営バスと衝突しってのもなかなか。 この前は、都通の電停のところで、右折待ちでギリギリ軌道にかからないくらいのところで待ってたら電車はギリギリを通ってくれたけど、まぁあそこは電停があるから大惨事ってこともないだろうが、事故になれば大変な迷惑がかかるな。
きのうはスバル 360 を見かけたのだった。 エンジンオイルを買いに行った時に目の前で信号待ちしてた。 今見るとすごく小さくてかわいい車。 方向指示器はブレーキランプ (テールランプ?) と共用になってるタイプだった。 ボロロッボロロッという漫画みたいな 2 気筒エンジンの音が独特だった。
原付のエンジンオイル量を見るとき、少しアイドリングしてからというのは正しかったようだが (自動車の場合は冷間時に見るんだったような)、ねじをまわさずにゲージを突っ込んで抜いて見るんだそうで。 そういえばまわしてた。 あれ? そうすると、きのうエンジンオイルを買いに行った時には L を下回ってたかも知れぬ... まいっか。 そういえばエンジンが軽そうに回ってたのはオイルが少ないために抵抗が小さく... まいっか。
藤野。4 回乗ってベストは 39.352 秒。
きのうは渋滞がひどそうだったので今日にしたのだが、正解。 きのうの一般道は事故渋滞だったそうな。 今日は快適で、帰りは温泉に寄って帰った。
最近はスマートフォンやタブレットでコントロールできるラジコンヘリコプター的なものがあるらしい。 本体が軽いことで、落ちたときの被害が少ないとか、カメラがついていて空撮できるとかで、なかなかおもしろそう。
ところが、近所で遊ぼうと思ったら、そこには調布飛行場という飛行場があるので、何かしら制限があるはずである。 ちょっと調べてみたところ、制限されるのは以下のような空域のようだ。
ハァ? ってなったのでもう少し詳しく。 なんとか表面というのは制限表面というもので、調布飛行場制限表面図は東京都港湾局のホームページからダウンロードできる。
都営空港に関する飛行場制限表面図ダウンロードサービス|ビジネス利用|東京都港湾局公式ホームページ
地図が古くて明治安田生命武蔵野台グラウンドがまだ残っているが、道はほとんど変わってないのでだいたいわかる。 図は大変わかりやすく、高さが示されている。 滑走路のすぐ脇、武蔵野の森公園あたりは十分な注意が必要だが、少し離れれば高さ 45m まで OK となる。 調布飛行場は水平表面の半径が 1,000m のようなので、円の外側で滑走路の延長線上からも外れている場所ならば、150m は OK なんだろう。
他には航空交通管制圏、これが、航空管制塔から 9km 圏内だと高さ 150m 以下でもまずいとしている web サイトがある。 でも管制圏は 150m 以上がだめとの記述もある。 調布飛行場の管制圏は 2006 年 3 月 31 日をもって廃止されたとのことで、今は気にしなくてよさそう。 特別管制空域は全域のようだが、たぶんこの辺では羽田の近辺以外は関係ない。
他の飛行場、例えば入間基地や横田基地は、9km 以上離れているから問題ないはず。 立川飛行場は、9km なら府中だと浅間山公園あたりがきわどいかも知れない。9km かどうかは問題で、例えば調布飛行場は以前は半径 5km だったとか。
この図では浅間山公園や平和の森公園は OK ということになるが、これって管制塔の位置で決まるんだろうけど、管制塔ってどこだ。 英語では control zone dimensions というらしくて、探すと半径は 5NM (国際海里) すなわち 9,260m となる。 でもこの英語の情報だと CHOFU が残ってたりして、調布の管制圏は廃止されたんだってば。 まぁでも 150m 以下なら OK か。
ちなみに、花火の打ち上げも同じ制限を受けるようである。 武蔵野の森公園で打ち上げ花火をやるなら注意が必要である。
スマートフォンのデータ使用量。 今月は試しに IIJmio のクーポンをオンにしたまま使っている。 クーポン切り替えアプリでは IIJ 側が認識しているクーポンの残量が表示されるのだが、現時点で 1963MB と表示されているから、今月のような使い方をしてれば、半月で 40MB 程度... クーポンは 1 か月ごとに有効期間 2 か月の 1000MB が付くとかそんな内容だったはずなので、超余裕。
そういえば、4 年半ほど前までは、WILLCOM (現 Y!mobile) のパケコミネットという料金コース (現料金プラン) を使っていたのだった。20 万パケットまで定額だったから、1 パケット 128 バイト換算で、25.6MB まで定額という計算。 自分の使い方では、あれで余裕だったんだよなー。 そう考えると 1000MB は十分で、もちろん web ブラウザーが使うコンテンツも当時より大きくはなったが、それに加えてアプリのアップデート等を 3G 回線でやったとしてもまだ使い切れないくらいの量なわけだ。
PC のビープ音を鳴らす機能を利用して PCM を再生するというプログラムを、昔 PC-98 でよく実装して遊んだ記憶がある。 いったいどういう理屈で鳴っていたのか。 基本的に見るべきところは 8254 タイマーである。
8253 も 8254 も同じようなものである。5MHz 系は 2.4576MHz、8MHz 系は 1.9968MHz だったとある。 そんなだったかな、懐かしい。 カウンター 0 がタイマー割り込み用、カウンター 1 がビープ音用。 上の記事ではポート 0x3fdb でないと多くの機種ではアクセスできないとあるが、PC-9801 だけでなく PC-9821 においても 0x73 も問題なく使用でき、実際、某メニューアプリは汎用レジスター活用のためか 0x73 を使用していた。 某メニューアプリをリバースエンジニアリングして調べたところ、確か、以下のような作りになっていたと思う:
何なのかと言うと、これは各サンプルごとに L の時間と H の時間のバランスを変えることによる一種の PWM なのである。 各サンプルが 1 波長になるのでだいぶおおざっぱな感じがするが、一応理屈としては間違ってはいないように思えるし、実際、自分で最初に作った PCM 再生プログラムは、ビープ音そのものの出力・停止を繰り返し、その比率をビジーウエイトにより変化させるプログラムであったので、ある意味考え方は同じ。
さて、これとは別に、兄者が作ったもっと信じられないほど単純なプログラムがあった。 このアルゴリズムに何か裏付けがあったとは思っていない。
めちゃくちゃ簡単な実装なんだけど、11.025kHz あたりの PCM は意外と普通に聞けていた記憶がある。 これはどういう理屈だったのか。
モード 3 はまさにビープ音に使われるモードで、デューティ比が約 50% になるモードである。 なので、PWM の考え方からいえば、デューティ比が変化しないのだからずっと一定の出力をしているに等しい。 いや、サンプルの値 0〜255 をそのままカウンターにセットしているので、タイマーのカウンター 0 が 11.025kHz の 181 であれば、サンプルが 181〜255 の場合、デューティ比が 50%〜71% (256/2/181) の間で変化することになるし、181 未満の場合でも、打ち切られる位置によってデューティ比は変化することになる。H, L, H となるのは 121〜180 か? その場合 67% (((181-121)+121/2)/181)〜50% の間で変化!? H, L, H, L となるのは 91〜120 で、50%〜67%。 みたいな感じでずいぶんアレな出力っぽい感じがする。
試しに昔使ってた音源データを引っ張り出してきて (日付が 1994 年 9 月なので、たぶん、カウントダウンジャパンで流れた短いバージョンの曲を録音したカセットテープをさらにダビングしたカセットテープをラジカセで再生し、その出力を PC-9821 で録音したもの)、その音質の悪さに愕然としつつ、0〜181 のサンプルを 128 にそろえてみるとさすがに音楽に聞こえない。 ちなみに曲は恋しさと せつなさと 心強さとで、だいたい時期もあってる。 試しに簡単なプログラムを書いて、サンプルの値を変換する tr コマンドの引数を生成して変換してみたら、一応音楽には聞こえたが、ノイズが激しい。 もうちょっときれいに聞こえていたような気がするんだよなぁ。 うーん、わからん。
a="tr '\\1-\\377' '"; for(i=1;i<256;i++){ if(i%2)h=(i+1)/2,l=(i-1)/2;else h=l=i/2; for(s=x=0;s<181;)s+=h+l,x+=h; if(s>181)s-=l; if(s>181)x-=s-181; //print(i+"\t"+x/181); a=a+"\\"+Math.floor(x*255/181).toString(8); } a=a+"'"; print(a);
理想的にはどうすべきだったのだろうか。8254 の仕様的にはデューティ比をコントロールする術はなさそうで、とするとモード 0 を使うのは確実ではあるが 1 波長ずつの出力というのが気になるわけで、それを細かくしようとするならば、結局、標本化周波数を上げるのと同じように、より細かく制御するしかなかったのかも知れない。 上に書いたモード 0 の使い方では、標本化周波数が上がれば上がるほど、量子化誤差が増えてしまうのは避けられないのだけど、実際の標本化周波数よりも高い頻度で制御することで、例えば 1 サンプルあたり 3 波長ずつとかの出力になれば、それだけ精度の高い出力が得られたのかも。 そもそも、標本化周波数をタイマー 0 に設定する段階の誤差でさえも気にしないほど当時はいい加減だったので、そんなことに気づくわけはなかったんだけど。
2 日前にスマートフォンのデータ使用量のことを書いたが、きのう、データ量が倍増するというニュースが。
「IIJmio高速モバイル/Dサービス」、料金据え置きでデータ量を倍増 - ケータイ Watch
ミニマムスタートプランなので、つまり、うん、現状の 1000MB でさえ使い切れてないのに、2000MB になるというわけなんだ。 つよい。 おまけに、今使っている FXC-5A は LTE 対応端末じゃない、すなわち、下り最大 14.4Mbps で、これは 10 分近く連続通信してやっと 1000MB とかそういう速度なので、あんしん。
Linux 上でプログラム書いて試してみた。 符号無し 8bit を標準入力から入力しビープ音で再生するプログラム。
タイマー 0 は、Linux kernel との衝突を避けるために、いじっていない。 代わりに、ACPI PM Timer をポーリングしてタイミングを見ているという、何とも時代錯誤な感じが漂うプログラムである。
モード 0 版は第 2 引数により制御頻度を n 倍に上げる機能を実装してある。 つまり 1 サンプルは n 波長の出力となる。 それによって生じる誤差は n 回分の制御により取り戻すように作ったつもり。 効果があるのかというと、11,025Hz では耳障りなピー音が聞こえるところ、2 倍以上にすればピー音がなくなって聞きやすくはなる。 そういえば昔作った時もピー音が鳴ってたりしたような気がする。
ビープ音出力停止版は、昔作ったようなモード 0 版と似て非なる実装というのではなく、今時の高性能 PC にものを言わせて、より細かい単位での PWM を目指してみたものである。 正直なところ、結果はいまいちであった。
PC-98 とはスピーカーまわりの接続が違うのかも知れないが、とにかく、上の 2 つはある程度うまく再生できているものの、モード 3 を試したらまるでだめだった。 うーむ。
Linux 上だから仕方ないかも知れないが、割り込みノイズ的なものも耳障りである。 昔はそれを嫌って、わざわざ VCPI か何かを使って、拡張メモリー上にデータをすべて読み込んでから割り込み禁止で再生するようなプログラムを書いた記憶がある。 どこにやったかな、あれ。
そして普通に PCM 使ってみるとめちゃきれいに再生できる。 やっぱ次元が違うな。 でもおもしろいことに、ビープ音は 1, 0 しかない代わりに、制御の単位は細かいのである。PCM だと 48kHz とか、96kHz とかその程度だが、ビープ音は MHz 単位での制御も夢ではない。PCM 出力で PC エミュレーターを作るなら、そして、もしその上で PWM による音声再生ソフトウェアを実行させるつもりがあるなら、タイマー出力の 1, 0 のデューティ比から PCM のサンプルを求めるような処理を作っておかないとだめかも知れない。
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